路地の奥
十年くらい前、行き止まりの路地、袋小路で立ち往生する夢を見ていた時期がありました
その夢の中で行く手を塞ぐのは板塀だったりコンクリート塀だったりしたけど
塀の向こうに道が続いていることが
なぜかわかっていました
板塀を打ち破ったり
コンクリート塀を乗り越えることができたら
その先に道が拓けていることはわかっていました
でも
夢の中では
塀の前で立ち往生していたのです
塀に挑もうとしなかった…
その頃、現実の人間関係も
自分の壁を破れば解決すると分かっているのに
解決しようとしなかった人間関係がありました
先日
風の噂に
ある人が結婚したと聞いたとき
笑いながら聞き流したふりをしつつも
ざらりと心に棘が刺さった感じがしました
by kogechatora | 2016-07-13 23:31 | 神楽坂 | Comments(0)